『 OKGoogle の実力とは 』

2018年2月26日   中山 明俊



 AI機能搭載のスマートスピーカーGoogle Home
 数人の会合で「OK-Google ということ知ってますか」と聞かれた。その話を聞いて「おもちゃ」と解釈してしまったため、いい加減な音声検索の話題にしてしまった。それでは20数年前の「タマゴッチ」の扱いになってしまう。今どき、AI搭載スピーカーならもっと高い機能が予定されて組み込まれているだろうと「使い方完全ガイド」で調べてみた。
 音楽サービスからCASTして音楽を楽しむのが基本的機能のようだ。
 複数の部屋で同時に音楽を聞ける機能もあるという。そして基本の仕様は、生活上の要件を「執事」の感覚で使うこと狙っている。その全てを音声入力で指示できる。ガイドには西野カナの『トリセツ』を流してくれといえば答えてくれますが、<永久保証の私だから>という歌詞の曲をながしてと頼んでも出てきません、という。問いかけの例示は70例ぐらい出ている。
 月までの距離は? 夏目漱石って誰? 何か音楽再生して
 アラームは何時に設定してある? 20分後に起こして?
 ハンバーガーショップ探して? 58の平方根は? ・・・
 これぐらい上げておけば、できることがだいたい推測できるだろうか。

 初期設定のアプリが用意されている。音声認識の機能が設定できれば、それ以降は音声入力で設定ができる。住所を入力すれば、「○○地区の明日の天気予報は晴れのち曇り、気温は2度高くなるでしょう」と答えてくれるようになる。
 ガイドの最後に不気味な記載がある。

決まったフレーズで決まった機能しか利用しなくなると・・・?
Google Homeはユーザーの意図を学習し、進化していく予定
とある。
「難しい質問を続けているとやがてその質問に答えられるようになる」 ということか!!!

ここまで「トリセツ」を解読して見ると、ガイドの説明程度の利用では
、 Google Home を使いこなしたことにならないように思う。
難しい質問を繰り返して、Google Home の頭脳を鍛える必要がある。 ではどんな質問をするか、そこで思いつくのは、
@毎日の愚痴を聞かせ続けると、愚痴を乗り越えるいい方法を教えてくれるようになるのではないか。人工知能が新しい将棋の手を提案してくれるように。
A子育てのママの質問を毎日聞かせたら、データを蓄積し分析し、子育ての知恵を教えてくれるようになるのではないだろうか。育児法の教科書ができる。
Bそこまで行ったら、アンケート解析マシンに利用できるのではないか。
 アンケートの回答は音声でして、となる。
 ついでに、アンケートを解析して答えまで出してくれる。
 AI搭載のGoogle Home が世の中を変えそうだ。
 自分のPCもAI内臓にしたいな!!!
 データ収集機能=音声入力はもう備えている。

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