『 物 置 小 屋 の 改 修 』


2019年11月16日   中山 明俊



 狭い我が家でも一戸建てに住んでいると何かと住居の維持に手間暇かかる。40年ほど前に現在の住居、古家を求め生活を始めた。10年ほど前に 「 リホーム 」 を行い、住居自体は新しさを感じて快適に暮らしている。しかし、物置小屋は、その 「 リホーム 」 の時まで玄関扉として使っていたものを物置の正面にはめ込んでいた。そのため見た目にはそれほど老朽した様子はなく使い勝手もおおむね良好である。ただ出入り口側を除く3面は相当痛んでいた。

         

 木造であるから材料さえあれば素人でも改修は可能である。ここを2日かけて改修を行った。改修せずに新規に買い求める方法もあるが、「 リホーム 」 した時の材料もいくらか保存してあったので労力だけで改修できる。いつ実行するかが主題であった。
 まず大きさは、平面図で正方形の1坪のものである。基礎はコンクリートが打ってあるので、その上の木造部分の取り換えである。木製の土台は完全に朽ちている。四隅の柱は地面に近いところで腐っている。壁面のべニアは何とかふんばって、小屋の形状を保っているが 、隣家との境界のブロック塀に寄りかかっている(自立不十分)。そして、ブロック塀に向き合っている奥面は以前から雨水の処理で一応、樋は付けてあるが、流れ出す樋の接合部は怪しげである。少し多めに雨が降ると溢れてブロック塀と小屋の奥の壁をびっしり濡らしてしまう。つまり、雨じまいが不完全ということである。奥面のべニアは崩壊している。その奥の面には、かねてから厚めの透明の柔軟性のあるシートを貼って補強していた。
 この状況に対して改修である。まず奥の壁面に一本の補助柱(写真中央縦に通っている黒い支柱)を作り、屋根の支えを補強した。朽ち始めた左右の奥の柱も補助柱を加え、改修した。正面の出入口部分は改修はしない。
       
       <写真2> 奥面壁面支柱の上部
       
       <写真2> 奥面壁面土間まで撮影
 2枚の写真は奥壁面・白い部分はフォローリングのパネルを置いた。もう一段下のパネル板はクレオソート液を塗った。そのため黒ずんだ。
 以上、物置小屋の改修の一部始終。  (2019年11月16日)

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