『 自家用車保有を取り止め 』


2019年10月2日   中山 明俊



 高齢ドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こした。時には危険極まりない逆行運転をした、など報じられ、話題になっている。息子が心配して「いつまで乗る気かね?」と尋ねてきた。85歳だから歴然とした高齢ドライバーである。しかしおそらく事故は起こさないだろうと私は思っている。
 ということは。私は車の運転はもともと好きではない。だからランラン気分で車を運転したことはない。
 ではどうして自家用を持っていたか、移動手段、運搬手段として便利だから乗っていたに過ぎない。といって車のスピードが怖いわけではない。スキーも好きだし、パラグライダーもする。ただエンジン付きのスポーツはしない。そのわけは実力以上にスピードなど力を出したくない。つまり自己完結型自己責任タイプといったところか。
 高齢状況の今の運転感覚をあえていえば、視覚の能力にいくらかの不安がある。雨の夜は運転したくない。また、昼間でも高速道路を走るのはできれば」辞退したい、など。
 この状況だから「いつまで乗るのか、と言われたら、いつでも止められるよ」と返事できる。
 それで、「いつ止めるか」は「いつ便利な道具を手放すか」である。移動手段として利用していたのはもっぱら家族である。私の運転で利用していた。家族が仕方ないかと思えばいい」。
 そこで「止める」きっかけとなったのが、車検期限9月29日だ。まとまった費用を払わなければならない。これぞタイミングである。きれいさっぱりと止めた。

 こんなこと大げさにホームページに書くほどのことではないが、車がなくなってみると当面、車を置いていた庭先の空間が何か気になる。プランターでも買って草花を植えるか、と一瞬思ったが、やらないだろうな。ではいけない。6か月後ぐらいにどんな報告が書けるだろうか?

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