『 高齢期を自覚する事態となる 』
2019年3月16日
中山 明俊
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とはいっても、切迫したり、困窮したりしているわけではない。
両膝をそろえて正座をしにくくなった。下にした左の下肢に体重をかけるといくらか苦痛を感じる。ゆっくり体重をかければ正座は維持できるが長い時間は続けられない。ただそれだけのことである。
変形性膝関節症ではないだろう。日常生活では全く意識せずに行動している。10分以上膝をぴたりと折りたたんでいると伸ばすときゆっくり動作をしないと膝を伸ばしきれない。
膝を折りたたんで右と左を比較してみると、左膝は右膝より5%程度太く見える。
腫れているとも、炎症を起こしているとも思えない。右膝よりも運動量(力の入れ方)が少なく、筋肉が緩んで脂肪組織に侵入されているのではないかと勝手に解釈している。
医者にも行かず、安易に考えているのは、痛みや生活の不自由さがまったくないからである。病後のリハビリのように一定の負荷をかけるような運動を決めてやればいいのかもしれない。しかし、リハビリが必要とされるのは、治療のため運動負荷をかけられなかったというような状況ではなく、日常生活の仕方のひずみが現象的に現れているのであろう。
であるから、どのような状況になったら医者に行く気になるか、どのような補正(リハビリ的な)運動をし始めて、正座が正常に、かつ、敏速にできるようになるか。いつまでも放置しているか?
他人事のように思っているが、果たしていかがなるだろうか。
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